Home インタビュー-座談会 お客様の実現したいことに対して、真に道筋を作れる人でありたい

お客様の実現したいことに対して、真に道筋を作れる人でありたい

by iida
 

奥津 僚太氏

JBCC株式会社
中部SI本部 第三SI部3G
高度プロフェッショナル認定
クラウドネイティブ
リーダー

 

常にユーザー目線で考え
ユーザーに寄り添う

 2012年にJBCCに入社した奥津僚太氏は、大学で経営工学、なかでも生産管理技法を専攻した強みを活かし、長く製造分野のユーザーを担当してきた。SEとしてJavaやJavaScriptなどを使ったオープン系のアプリケーション開発やプロジェクトマネジメントに携わり、関東地方を中心にさまざまな製造系プロジェクトに参加したのち、2017年から名古屋事業所へ赴任している。

 現在は業務システムの全面的なクラウド化を達成した、ある製造系ユーザーに対し、クラウドネイティブを軸にした今後のグランドデザインを提案するコンサルティングに従事する。

 肩書に入る「クラウドネイティブ」の文字からもわかるように、コンテナなどの最新テクノロジーを利用し、クラウドを最大限に活かしながら、ユーザーの課題解決につなげることが最大のミッションだ。ただし奥津氏は、「クラウドはあくまで、お客様の要望に応え、課題を解決するための手段であって、目的ではありません。これからも、お客様の課題解決に役立つと感じれば、クラウドを問わず、さまざまなテクノロジーにアンテナを立て、情報を吸収し、必要に応じてご提案できるように自分の引き出しを増やしていきたいと思っています」と語る。

 入社以来、ほとんどの時間を客先で過ごしてきた経験から、常にユーザー目線で考え、ユーザーに寄り添うことを第一に考える。ときにそれが、JBCCという会社の方針に反することがあっても、ユーザーにとって正しいなら、会社の考え方を変えようと奮闘する。

 「名古屋事業所に来たばかりのころは、JBCCアジャイルを軸とするNew SIやクラウドネイティブの価値を営業部隊に理解してもらえず、否定されるばかりでとても悩みました。そこで営業から信頼されるには、ひたすらその価値を伝え、わかってもらうしかないかと考え、社内に『New SIを考える会』を立ち上げてコミュニケーションに努めました」

 2018年春に、同会の第1回ミーティングを開催して以来、四半期に1回程度の頻度で回を重ねてきた。約1年半が経過した今、New SIやクラウドネイティブに対する営業担当者の考え方は大きく変わり、ユーザーへ積極的に提案するまでに営業マインドは変化しているという。

 また自らが担当するユーザーが、他社の事例や悩み、困りごとを共有したいと希望していることを知るや、すぐに社内で相談し、そのユーザーと価値観の似た別のユーザーを探し出して、両社がディスカッションする場をセッティングした。

 「お客様はどちらも大変に喜ばれていたのと同時に、当社にとっても、ユーザーニーズや本当のお困りごとがどこにあるかを理解する場として、とても勉強になりました。今後はこのように、お客様同士が集まり、語り合える場を積極的に企画していきたいと考えています」

 技術や開発の領域だけでなく、こうした企画力や行動力も、奥津氏のもつ大きなパワーであろう。

 そんな奥津氏が目指すのは、「お客様の実現したいことに対して、道筋を作れる人」である。さらに「スティーブ・ジョブズではなく、スティーブ・ジョブズの横にいて、世界を変えるために必要な青写真や道筋を真に描ける人」になりたいとも語る。ちなみにこのスティーブ・ジョブズとは、iPhoneで世界を変えたように、「ITで会社を、業務を、環境を変えようとしている」という意味で、さまざまなユーザーの現場やシステム部門に、その姿が見られるという。

 ITで会社を変えようとしているたくさんのジョブズの横で、新しい道筋を描こうと、これからも奥津氏は努力していくことになりそうだ。

 

[IS magazine No.26(2020年1月)掲載]

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