Home インタビュー-座談会 開発・保守の仕事が面白くなるにつれ、 「基礎」の重要性を改めて実感

開発・保守の仕事が面白くなるにつれ、 「基礎」の重要性を改めて実感

by kusui

渡邊 知弥 氏

株式会社アルファー・コミュニケーションズ
システム開発部

 

お客様に厚く信頼されているIBM iとRPGを究め
長くエンジニアを続けていきたい

 渡邊知弥氏が勤めるアルファー・コミュニケーションズは、自社開発の流通業向けパッケージ「Alpha STAGE Retail」「Alpha STAGE Wholesale」「Alpha STAGE Import」を軸としたシステム・インテグレーションと、システム運用・保守サービスを提供するエンジニア集団である。

 入社6年目を迎えた渡邊氏は、入社以来、流通業のユーザーのシステム構築・運用・保守を担当してきた。

 「大学では経営学の専攻だったのでITにはほとんど縁がなく、入社してからプログラミング(RPG Ⅲ、.NET)と業務システムの基礎を学びました。そのあとは先輩からアドバイスをもらいながら、見様見真似で仕事を続けてきた感じです」

 最近、膨大な数の部品を扱う製品情報管理システムの開発担当となった。

 「今まで担当したことのない種類のシステムなので、自分の知識やスキルでは追いつかないところも出てきます。それでも、調べたり教えられたりして試行錯誤の末に目的の機能を実現できると、ちょっとした達成感があり、技術の可能性に素朴に感動したりしています」

 ところが、その感動とは裏腹に、「これまで見様見真似でやってきたせいか、技術にしてもシステム化する業務の中身についても、基本的なことをわかっているようでわかっていないことに気づくようになり、それではいけないな、と反省することも増えました」と話す。

 入社して4年経った頃、このまま仕事を続けていてもいいのか、と自問自答する日々が続いたという。

 「入社以来、RPGと.NETを使って同じような作業を繰り返していることに多少の飽きがきていたのだと思います。それと、エンジニアとしての将来に不安も感じていました」と振り返る。

 得意としているRPGやIBM iについて、やがて使われなくなるレガシーな言語・システム、といったネガティブな風評が耳に入ってきたのもその頃のことだ。

 「しかし、私がお会いするお客様は、誰一人として悪口を言う人はいません。IBM iとRPGを高く評価し、絶大な信頼感を置いているユーザーがほとんどです。いろいろなお客様とお会いし、IBM iに向かって仕事をするうちに、やがて私のなかでも、IBM iとRPGは今後も長く使われていくのだろう、という確信に変わっていきました。今は、IBM iとRPGを究め、長くエンジニアを続けていきたいと思っています」

 昨年(2019年)、親会社がIBMのVAD(付加価値ディストリビュータ)として著名なイグアスになり、案件の幅が急に広がってきた。

 渡邊氏はそのことを、「新しい風が吹いてきた感じです」と話す。目下、情報処理の資格取得を目指して「勉強中」という。

[IS magazine No.26(2020年1月)掲載]

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