IBMは6月18日、IBM Advanced Job Scheduler for iに脆弱性があり、特権昇格を受ける可能性がある、と発表した。
影響を受けるOSバージョンは、
IBM i 7.6
IBM i 7.5
IBM i 7.4
IBM i 7.3
IBM i 7.2
以下の脆弱性が指摘されている。
CVE-2025-33122
IBM Advanced Job Scheduler for iにおいて、プログラムがライブラリを呼び出す際に、どのライブラリであるかを明示的に指定しない呼び出し(未修飾ライブラリの呼び出し)の脆弱性により、プログラムのコンパイルまたはリストアが可能なユーザーが特権を取得する可能性がある。
これにより、攻撃者はユーザーが制御するコードを管理者権限で実行する恐れがある。
CVSS基本スコア:7.5(深刻度レベル:高)
対処法
以下のPTFを適用することにより修正できる。
IBM i OSバージョン | 5770-JS1 PTF 番号 |
ダウンロード先 |
7.6 |
SJ05929 | https://www.ibm.com/mysupport/s/fix-information?legacy=SJ05929 |
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