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エクサの筆頭株主はキンドリルジャパンに ~日本IBMの全保有株式(51%)を譲受。JFEスチールとの戦略的アウトソーシングを継承

エクサ、キンドリルジャパン、JFEスチール、日本IBMの4社は2月1日、日本IBMが保有するエクサの株式51%のすべてをキンドリルジャパンに譲渡したことを発表した。49%を保有するJFEスチールの位置づけに変更はない。

エクサは、1987年に日本鋼管(現JFEスチール)の情報システム部門が独立して発足した会社。その後、2001年に日本IBMが51%の株式を取得し、2010年にはJFEスチールと日本IBMが戦略的アウトソーシング契約を結び、その運用をエクサが中心となり担ってきた経緯がある。

エクサは現在、資本金12億5000万円、売上高312億3400万円(2020年度)、従業員1234名(2022年1月)。

 

エクサ株をキンドリルジャパンに譲渡した日本IBMは、エクサのほかに、以下の共同出資会社の株式を50%以上保有する。

・JTBとの「I&Jデジタルイノベーション」(日本IBM:65%)
・神戸製鋼との「コベルコシステム」(日本IBM:51%)
・大樹生命保険との「大樹生命アイテクノロジー」(日本IBM:51%)
・地銀各行との「社地銀 ITソリューション」(日本IBM:68.5%)
・その他の地銀各行との「地銀ソリューション・サービス」(日本IBM:73.1%)

 

また、日本IBMが100%出資する子会社のうち、以下の4社のインフラ事業担当部門は、すでにキンドリルジャパンの100%子会社であるキンドリルジャパン・テクノロジーサービスへ移管済み。

・日本アイ・ビー・エムデジタルサービス
・日本アイ・ビー・エム共同ソリューション・サービス
・地銀ソリューション・サービス
・日本アイビーエム中国ソリューション

なお、キンドリルジャパンは2月1日、株式会社化を完了した。

[i Magazine・IS magazine]