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IBMが地域事業部門「ASEANZK」を新設、と欧米メディア。韓国・オーストラリアを含む13カ国を統合 ~キンドリル分社化による影響との見方も

IBMが「ASEANZK」と呼ぶ地域事業部門を新設した、と複数の欧米メディアが報じている。韓国、オーストラリア、ニュージーランド、ASEAN10カ国を統合する地域事業部門で、2022年初めの創設という。

同部門のゼネラル・マネージャー(兼テクノロジー・リーダー)は、アグネス・ヘフトバーガー氏。シンガポールを拠点に、IBMで20年のキャリアをもつ。

ASEANZKの管轄国は、以下の13カ国。

・韓国
・オーストラリア
・ニュージーランド
・タイ
・シンガポール
・フィリピン
・マレーシア
・インドネシア
・ベトナム
・ブルネイ
・カンボジア
・ラオス
・ミャンマー

IBMはアジア・太平洋地域を統括する組織として、以前よりIBMアジア・パシフィック(IBM AP)を設置している。今回のASEANZKへの再編によって、IBM APの直属の国・地域は、インド、中国、台湾、ASEANZKとなった。日本は2007年にIBM APから離れ、米IBMに直接レポートする体制に変わっている。

英メディアのThe Registerは、「今回の再編は、ASEANZKの対象国でキンドリルへの人員の移籍があり、独立した地位の維持が適切ではなくなったからではないか」という見方をしている。

[i Magazine・IS magazine]

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