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IBM、IBM i 7.6 TR1とIBM i 7.5 TR7を発表 ~IBM iサービスやCode for IBM iなど幅広い領域で機能強化を実施

IBMは10月7日、IBM i 7.6 Technology Refresh(TR)1を発表した。出荷開始は11月21日の予定である。

IBM i 7.6 TR1は、オペレーティングシステム全体でのパフォーマンス、使いやすさ、統合性を拡張する新機能を導入している。

たとえばIBM Navigator for iは、システム管理を簡素化する拡張されたWeb管理機能、認証リスト管理、セキュリティ強化を実現する。またIBM i Access Client Solutionsは、SQLパフォーマンスツールの更新、統合ファイルシステムの操作性向上、強化されたデータ転送機能を実現している。

さらにDb2 for iは、SQLサポートの改善、大規模文書処理のための拡張スカラー関数、新たなエラー記録およびインデックス機能を備える。ハードウェア面では、新たなファイバーチャネルマルチパス処理とvSCSIディスクのパフォーマンス向上により、レイテンシーが低減され、システムの応答性が向上する。

機能強化は、以下の項目に対して幅広く実施されている。

IBM Navigator for i
IBM i Access Client Solutions (ACS)
IBM Db2 for i
オープンソースツール
Db2 for iサービス
IBM iサービス
Integrated Web Services(IWS)
Code for IBM i
IBM Backup,Recovery and Media Services for i
IBM Db2 Mirror for i
IBM Rational Development Studio for i
IBM Rational Developer for i(RDi)
IBM Development Kit for Java

また劣化したI/Oパスの自動検出、およびVIOS環境におけるパフォーマンス向上のためのライセンス済み内部コードの更新などシステムパフォーマンスの強化も実施されている。

システム要件、テクニカルノート、トレーニング、サポートなどのプログラム情報は、IBM ドキュメンテーションで、提供開始予定日までに公開される予定である。

[i Magazine・IS magazine]