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アイエステクノポート、IBM i上で稼働するWeb対応の申請・承認ワークフロー「帳票ワークフロー Ver.2.0」を発売 ~デジタル印鑑の自動生成、書類添付機能などを装備

アイエステクノポートは5月13日、IBM i上で稼働するWeb対応の申請・承認ワークフロー製品「帳票ワークフロー Ver.2.0」を発表し、販売を開始した。

同製品は、2022年7月発表の「帳票ワークフロー(Ver.1.0)」の後継で、Ver.1.0が5250画面で申請・承認処理を行うのに対して、Ver.2.0はグラフィカルなWeb画面上で申請・承認処理が行える。

帳票ワークフロー Ver.2.0は、Ver.1.0のすべての機能を継承している。それに加えて、添付書類をアップロード/ダウンロードできる機能を新たに追加し、さらに業務ユーザーにとって使いやすいWebインターフェースを提供するために、オープンソースのWebサーバーであるNginx(エンジンエックス)やプログラム言語のPythonなどを採用した。

帳票ワークフロー Ver.2.0の概要
帳票ワークフロー Ver.2.0の概要

特徴は、承認前のデータをスプールファイルで管理するため、承認の途中でデータを改ざんできないという点。またデジタル印鑑を自動生成する機能も備え、「個人名」と「部署名+日付+個人名」の2種類のデジタル印鑑が作成可能という。

帳票ワークフロー Ver.2.0の特徴は以下のとおり。 

(1)IBM i上で稼働し、Windowsサーバー等は不要

帳票ワークフロー Ver.2.0 はIBM i上で稼働し、IBM iで生成される帳票データを用いてワークフロー処理を行うため、Windowsなどの外部サーバーは不要。

(2)多様な承認・ワークフロー機能

次のような申請・承認機能を備えている。

・承認ステップは4段階まで設定可能(例:課長→部長→事業部長→担当役員)
・各ステップにおいて最大3人まで代理承認者を設定可能
・同一帳票でも金額によって承認パターンを変更可能
・管理者は、ユーザー・プロファイルまたはアプリケーション・ユーザーを使って「申請者」「承認者」を指定可能

上記の機能と承認パターンおよび承認権限(組織)の組み合わせにより、多様なワークフローを柔軟に設計することができる。

(3)データの改ざんが不可能な仕組み

帳票ワークフロー Ver.2.0で申請や承認を行うデータはスプールファイル内に置くため、ワークフローの途中で改ざんを行うことはできない。

(4)リモートワークに向く軽量な設計

帳票ワークフロー Ver.2.0は、自宅などのリモートサイトからの利用を想定して、パフォーマンスを考慮した軽量の設計がなされている。

承認処理画面(例)
承認処理画面(例)

[i Magazine・IS magazine]

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