MONO-Xとイグアスは2月26日、IBM iシステムの開発をIBM BobをはじめとするAIエージェントの活用により効率化するための支援ツール「i-Cross API for AIエージェント」と、AIエージェントの開発をクラウド上で行うためのプリセット環境「PVS One for AIエージェント」の提供を開始する、と共同で発表した。
今回の製品は、IBM iシステムの保守や改修、追加開発に関してユーザーが抱える数々の課題と、AIエージェントをIBM iのシステム開発に導入する際の懸念や困難を、同時に解決するものと、両社はアピールしている。
まず、AIエージェントの活用により、以下のような作業が効率的に行える、とする。
・現状システム分析、実際の業務プロセスも含めた分析
・システム設計、プログラム開発
・テスト計画の作成、テストの実行
・システムの仕様書の作成
・教育コンテンツの作成
また「AIエージェントの活用は、システム改修に伴う業務への影響やデータ漏洩につながる懸念がある」として、AIエージェントの活用で不可欠な要件となる以下にも対応する、とした。
・基幹システムのデータ・ガバナンス
・AIエージェントによる一貫した開発が行えない場合の対応
2つの製品の概要は次のとおり。
i-Cross API for AIエージェント
AIエージェントがアクセスするIBM i上の既存プログラムやデータベース、システム情報に対するAPIエンドポイントを一元管理し、IBM Bobを安全かつ効果的に動作させる開発支援ツール。AIエージェントはAPIに対してMCP経由でアクセスする。
主な機能
(1)AIエージェント単体では困難な、IBM iの開発作業を支援する機能
・AIエージェントのライブラリ内のファイルメンバー検索支援
・AIエージェントのソースメンバーのテキストファイル取得支援 など
(2)AIエージェントがアクセスするデータ・プログラムへのガバナンス強化機能
・APIエンドポイント(URL)の一元管理
・API実行時の処理設定(RPG・CL・SQL・ドラッグ&ドロップ)など
PVS One for AIエージェント
IBM CloudとPower Virtul Server上にプリセットされた専用の開発環境で、現行の本番環境への影響を心配することなく、自由にかつ即座にAIエージェントを活用した検証・開発が行える。
主な特徴
(1)IBM i環境による検証・開発に対応
・IBM i OS(Version、一次言語は指定可能)
・CPU 最大1コア(0.25コア)、P05またはP10(P05の場合、仮想シリアルナンバー)・メモリ 8GB、ディスク500GB(5000 IOPS)
(2)作業を効率化する周辺環境と接続
・バックアップ領域(IBM Cloud Object Storage)3.0TB
・圧縮転送対応
・LANコンソール利用可能
・IBM Bobとi-Cross API for AIエージェントは導入済み
・リモート・デスクトップによる接続
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