事例|株式会社 ニシショウ産業 ~レガシー手順をJX手順へ切り替え 複数あったB2B基盤をIBM i上で統合

本社:福岡県福岡市
創業:1960年
設立:2009年
資本金:3000万円
従業員数:68名
事業内容:冷凍魚介類、鮮魚、養殖魚類、塩干類、冷凍食品、加工食品を中心とした食品卸売業 

http://www.nisisyo.co.jp/

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取引先の求めに応じて
流通BMSに対応

 福岡に本社を置く海産加工品卸のニシショウ産業では、今年8月末に、従来Windowsサーバー上で運用してきた流通BMS対応のEDIシステムを、IBM i上で稼働するToolbox JX クライアントに切り替えた。

 30年来のIBM iユーザーである同社は、IBM iの導入当初からToolbox for IBM iを使い取引先・仕入先とのEDIを行ってきた。取引に使うJCAや全銀ベーシック、全銀TCP/IP手順などプロトコルは、各社の求めに応じて企業ごとに対応してきた経緯がある。

 

 5年ほど前に流通BMSに対応したのも、大口顧客の1社が流通BMSの採用を求めたことによる。そのときはIBM i上で稼働する流通BMSツールがなかったので、Windowsベースの市販ツールを採用し、IBM iからツールをキックし連携する仕組みを開発して対応した。

 しかし運用は、IBM iとWindowsの両立てとなり、工数はそれまでの2倍以上に膨らんだ。「Windowsサーバーはハードウェア・ソフトウェアともバージョンアップやパッチを当てることが頻繁にあり、システム部員が少数の当社では、管理が本当に大変でした」と、総務部の田中英光次長は感想を漏らす。

田中英光氏
総務部 次長

 

 そうした折、JX手順対応のツールがToolboxシリーズに加わったと耳にした。調査すると、通信やメンテナンスの方法はToolbox for IBM iとほぼ同じイメージだという。「そこからツールの採用に向けて動きました」と、田中氏は話す。

 

「当社が使用しているJCAや全銀手順はいずれなくなるプロトコルで、今後取引先の多くがJX手順に切り替えていくものと思われます。そのときに備える意味と、IBM i上でEDIシステムを一元的に管理・運用できるメリットをいち早く享受するために採用を決めました」(田中氏)

 田中氏は、現在JCAや全銀手順を利用している大手・中堅の取引先は将来的に流通BMSに移行し、FAXや電話で取引している中小の顧客はWeb-EDIの採用に動くと見ている。

「FAXや電話を使う中小のお取引先に対しては、Web-EDIへの切り替えを当社から積極的に提案しています」と話す。

 

[i Magazine 2019 Winter掲載]