奉行クラウドとAPI連携するデータ分析・通知サービス「旗振~hata free~」~IBM CloudとKubernetesでクラウド基盤に実装 

IBM CloudでKubernetes、
Node12、PostgreSQL12を連携

オービックビジネスコンサルタント(以下、OBC)は1月18日、同社の「奉行クラウド」とAPI連携するクラウド型分析・通知システム「旗振~hata free~」をリリースした。

「旗振~hata free~」を開発したのは、福岡情報ビジネスセンター(以下、FBI)。受注・売り上げ・請求・入金・分析といった販売管理業務全般をサポートするOBCの「商蔵奉行クラウド」とAPIで連携し、奉行クラウド内のデータを分析して、メールやチャットツールに自動で通知する機能を実装する。経営や販売に役立つ情報を各担当者へ自動的に通知するのが特徴だ。

その通知機能は、以下のように「経営レコメンド」「販促レコメンド」「在庫レコメンド」の大きく3つに分けられている。

経営レコメンド:経営層向けに売上・仕入・予算状況を把握し、経営資源を最適化する
販促レコメンド:販売担当者向けに顧客の分析と新規顧客を創出する
在庫レコメンド:在庫状況を元に、各担当者に向けて販売・仕入を最適化する

たとえば、在庫を監視し発注点に近づいたタイミングで担当者に通知する、あるいは顧客からの定期的な注文が発注時期を過ぎても届いていないことを知らせる。また取引額が与信限度額を超えた、あるいはまもなく超えることを通知する(この機能は次のージョンで予定)、など。

人がシステムを見に行くのではなく、システム側から通知してくれることが最大の強みである。

「旗振~hata free~」はもともと、FBIがOBCと協業し、日本IBMがビジネスパートナー向けに開催する「DXチャレンジ 2020」に向けて開発したAPIであったが、完成するとすぐに商品化に向けて動き出した。2020年10月に開催された「OBCパートナーカンファレンス2020」で披露されて好評を博し、今回のサービス化に結実した。

実装基盤はIBM Cloudをベースに、Kubernetes、Node12、PostgreSQL12を連携させている。コンテナ技術を活用することで、今後は多彩なクラウド基盤への展開が見込める。

 

 

またオートスケール機能を備え、ユーザー数が増えても自動でスケーリングするので、負荷が増大しても対応が可能。さらにデプロイ時も、ダウンタイムゼロでアプリケーションの更新/リリースを実現する。

「大規模なユーザー数を抱える奉行との連携を見越して、運用負荷を下げるための工夫やユーザーの増加へ柔軟に対応できるようなインフラ設計、システム設計に注力しました。今後は、商蔵奉行だけでなく、勘定奉行や給与奉行などなどの奉行シリーズとの連携を増やし、分析機能の拡充やサービスの充実を図っていく予定です」と語るのは、FBIの武藤元美代表取締役社長。

武藤元美氏 
福岡情報ビジネスセンター 代表取締役社長

 

また「旗振~hata free~」のサービス化により、詳細なコンテナ技術の検証を終えたことで、「今回の経験を糧にAPI連携を考えるベンダーに対して、コンテナ化の支援サービスを提供していきたい」と、武藤氏は今後への意気込みを語っている。

「旗振~hata free~」の紹介動画
https://www.youtube.com/watch?v=njVoEKWdU4w

旗振~hata free~
https://saasbank.jp/solution/hatafree/

福岡情報ビジネスセンター
https://fbicenter.co.jp/

 

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