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クレスコ・ジェイキューブ、業界特化型基幹業務システム「TREE」の新バージョン「TR26」をリリース ~アイエステクノポート「UT/400-iPDC」に対応し、約300種類の帳票データを高度化可能に

TR26における機能強化

「TREE」は、クレスコ・ジェイキューブが開発・販売する、電気・電子部品、電設資材、機械器具業界に特化した基幹業務システムである。「TR26」はその最新バージョンで、この6月にリリースされた。

今回のバージョンアップは、アイエステクノポートのIBM i向け高機能グラフィカルPDF作成ツール「UT/400-iPDC」への対応が大きな特徴である。これによりTREEが標準で備える約300種類の帳票データを、UT/400-iPDCの多彩で高度な機能を付加してPDF化することが可能となった。

さらに、UT/400-iPDCの豊富なオプション製品と組み合わせることで、電帳法に準拠した電子取引や帳票データの電子保管に対応し、業務の効率化とコンプライアンス強化を実現している。

また、ユーザーからの要望に応え、数量、販売単価、仕入先コード、日付の桁数拡張にも対応した。電気・電子部品業界では、端子やチップ、抵抗などの受発注で1度に億単位の個数取引が発生するケースがあり、こうしたニーズに対応するためである。日付形式についても、従来の6桁表記から8桁表記へ拡張し、可読性を向上させた。

TREEの歩みと特徴

TREEは約40年前、FA機器や電子部品を扱う専門商社向けに旧・高木システムによって製品化され、その後約3年ごとにバージョンアップを重ねてきた(図表1)。2025年4月には同社がクレスコ・ジェイキューブに統合され、統合後も「TREE改善会議」を継続的に実施し、機能拡張と品質向上に取り組んでいる。

この改善活動では、クレスコ・ジェイキューブおよびグループ会社アイエステクノポートの技術・製品を活用した強化が進められており、今回のUT/400-iPDC対応もその成果の1つである。

TREEは誕生から40年間の歩みの中で、受注から出荷までの一連の基幹システム機能を統合的に整備してきた(図表2)。そして市場の動向やユーザーの要望に応じて、80種以上のオプション製品を揃えてきた経緯がある。同社では、「TREEは電気・電子部品、電設資材、機械器具業界に特化した基幹業務システムとして、完成の域にある」と説明する。

TREEは現在、次のバージョンである「TR29」へ向けて作業が進められている。今後は、クレスコ・ジェイキューブが注力する生成AIへの対応など新たな技術領域も視野に入れているという。TR26は、TREEの継続的な成長を示す1つのマイルストーンと言えそうである。

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