クラウドとの親和性を備える仮想テープ装置「FalconStorVTL」、イグアスがIBM iユーザー向けに提供開始 ~オープンとの混在、2次・3次のバックアップ構成も可能

IBM iシステムのバックアップは、現在もテープ媒体が多数を占めるが、ディスクへのバックアップを採用する企業が増えている。理由は、テレワークへのシフトでバックアップの無人化対策が不可避になったこと、テープ媒体の遠隔地保管からクラウドへの切り替えが進んでいること、ランサムウェア被害からのいち早い復旧策として選択されていること、などである。

そのディスクへのバックアップのうち、最近とみに注目を集めているのが仮想テープ装置である。仮想テープ装置は、単純なディスク・バックアップと異なり、従来からのテープ・バックアップ運用をそのまま引き継げるという大きなメリットがある。そのため短期導入が可能である。

イグアスがこの9月から扱いを開始した「FalconStorVTL」は、IBM iユーザーの間で多数の導入実績があり、低価格で、柔軟かつ多様な構成が可能という特徴をもつ、ソフトウェアタイプの仮想テープ装置である。開発元の米FalconStor社は世界および日本市場で20年以上の活動実績があり、DR用のデータ保護・VTL製品で累計約3000社以上の顧客をもつ。Falcon StorVTLは現在約1000社が利用中という。

FalconStorVTLはソフトウェアなので一般的なサーバーとストレージを幅広く選択できるが、イグアスであらかじめインストール済みのアプライアンス製品も提供している。またVMware上でも稼働する。

IBM iとの接続では、ファイバーチャネル(SAN経由または直結)とiSCSIの3方式から選択できる。そしてWAN経由で遠隔地のFalconStorVTLやクラウドと、LAN経由でSASまたはファイバーチャネルでテープ装置を接続でき、2次、3次のバックアップシステムを柔軟に構成可能である。さらにオープン系システムとの混在利用も可能で、オープン系システムとIBM iのそれぞれのバックアップを管理できる。

ライセンス料金は、ソフトウェア、アプライアンスとも3TB、10TB、20TBの3タイプがあり、拡張する場合はそれぞれ1TB単位で購入できる。スモールスタートしたいユーザーにとって便利なライセンス体系である。

 

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[i Magazine・IS magazine]

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