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GartnerがIT投資予測、「2022年はCIOにとって未来が戻ってくる年」 ~2022年は全体5.1%増、SaaSとビジネス・テクノロジー・コンサルティングが大きく伸びる

Gartnerは1月18日(現地時間)、2022年の世界の分野別IT投資予測を発表した。冒頭で「2022年はCIOにとって未来が戻ってくる年」とし、「過去2年間の短期的なプロジェクトを超えて、長期的な視点に立てる立場になる」と述べている。

2022年の世界全体のIT投資額は、前年比5.1%増の4兆4543億5400万ドル。分野別で最も成長率が高いのは「エンタープライズ・ソフトウェア」で11.0%増の6717億3200万ドル、次いで「ITサービス」の7.9%増の1兆2797億3700万ドル。そのほかの「データセンターシステム」「デバイス」「コミュニケーション・サービス」の伸び率は全体(5.1%増)を下回ると予測している。

 

世界IT投資予測 資料:Gartner 2022
世界IT投資予測 資料:Gartner , January 2022

 

エンタープライズ・ソフトウェアでは、クラウド市場が非クラウド市場を初めて上回る。理由は、ユーザー企業がSaaSへの投資を拡大するからで、「2025年には非クラウド市場の2倍の規模になる」という。

市場全体の約30%を占めるITサービス分野では、「ビジネス・テクノロジー・コンサルティング」が10%の成長を遂げる。「ユーザー企業のデジタルビジネスへの意欲と社内リソース・能力との間のギャップが拡大するため、外部コンサルタントへの依存度を高めていくと考えられる」と予測している。

[i Magazine・IS magazine]

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