最初に、以下の手順でPC上にIBM iプロジェクトを作成する必要がある。
❶ PC内の任意の場所にプロジェクトのルート・ディレクトリーとなるフォルダーを作成する。ここでは例として、「C:\ibmi」フォルダー内に「iproj1」という名前のフォルダーを作成し、「iproj1」をプロジェクトのルート・ディレクトリーとして扱うことにする。

❷ VSCodeを起動し、作成した「iproj1」フォルダーを開く。

❸ フォルダーの作成者を信頼するか尋ねられるので、「はい、作成者を信頼します」をクリックする。

❹ 左サイド・バーにあるプロジェクト・エクスプローラーを展開する。

❺ プロジェクト・エクスプローラー内に表示されているiproj1の「Create iproj.json」アクションを実行する(iprojの右側の矢印をクリックする)。

❻ プロジェクトの説明文の入力を求められるので、任意のテキストを入力する。ここでは例として、「RPG III 移行テスト」と入力する。

❼ フォルダーiproj1がIBM iプロジェクトとして認識され、右側に説明文が表示されるようになる。

以上で、IBM iプロジェクトの作成は完了である。
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Better Object BuilderもしくはBobは、2025年10月にリリースされたIBM Project Bobとの混同・混乱を避けるため、2025年12月に「TOBi」(The Object Builder for IBM i)へと名称が変更されました。ただしここでの記事は従来どおり、Bobと明記していることをご了承ください。
著者
佐藤 尚氏
ソリューション・ラボ・ジャパン株式会社
第1サービス事業部 第3サービス部 第1グループ
AS/400ユーザーの情報システム部門を経て、2006年にソリューション・ラボ・横浜(現ソリューション・ラボ・ジャパン)に入社。主にIBM iを中心に他のプラットフォームとの連携を行うシステムの設計・開発を行う。近年はシステム開発の傍ら、IBM i技術者向け研修サービスの講師を担当している。
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