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マネージドサービス「IBM Cloud Kubernetes Service」がKubernetes 1.21に対応 ~仮想ネットワークやコンテナ・ランタイムなど独自の機能拡張も

IBM CloudのマネージドKubernetesサービス「IBM Cloud Kubernetes Service」が、Kubernetesの最新バージョン1.21に対応した。

Kubernetes 1.21は、機能拡張に関する手続き方法を大きく変えた最初のバージョンで(従来はコミュニティに定期的に意見を求める方式、バージョン1.21からはコントリビューションされる機能へのオプトイン方式に変わった)、最近のリリースでは最も多い51種の新機能(および機能拡張)を搭載した。

Kubernetes 1.21の解説はこちら(Kubernetesコミュニティ)

IBM Cloud Kubernetes Serviceは、コンピュートホストのKubernetesクラスターを自動で作成し、コンテナ化されたアプリケーションをクラウド上のゾーンやリージョンをまたいでデプロイ・管理するためのマネージドサービス。スケジューリングや水平スケーリング、ロードバランシング、自動ロールアウト/ロールバック、セキュリティ、自己修復などの機能により、セキュアなコンテナ化アプリケーションをスピーディにクラウドで利用できるメリットがある。

最新のIBM Cloud Kubernetes Serviceでは、Kubernetes 1.21の新機能への対応のほか、複数のアップデートがなされている。この中には、Calico(仮想ネットワークソリューション)、Containerd(コンテナ・ランタイム)、Kubernetes Dashboard(管理インターフェース)のアップデート、セキュリティのアップデート、APIサーバーのネットワーク・プロキシとしてKonnectivityの導入などが含まれている。

なお、Kubernetes 1.17を実行しているクラスタは非推奨のまま2021年7月2日にサポート終了の予定、1.18を実行しているクラスターは非推奨となり、2021年9月1日にサポート終了が予定されているという。

・「IBM Cloud Kubernetes Service 概説」ページ
・Kubernetes version changelog(英語)*最新情報はKubernetes 1.21
・Kubernetes バージョンの変更ログ(日本語)*最新情報はKubernetes 1.20

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