IBMはこのほど、Power E1080のCPW値やfPerf、SPECなどのベンチマーク結果をまとめた「IBM Power Performance Report」を公表した。
Power E1080のCPW値は以下のとおりである。なお、Power E1080はプロセッサではピーククロック数が3種類のプロセッサを選択できるようだ。3.9GHz、4.0GHz、4.15GHzの3種類である。Power E1080は、1LPAR・40コアで92万2000CPWあり、最大構成の4LPAR・240コアで526万6000CPWとなる。
![図表 Power E1080のCPW値](https://www.imagazine.co.jp/wp-content/uploads/2021/09/d7eeb287ac20909f794027a1302150d8-1024x663.png)
またPower7サーバー以降のCPW値を比較したのが次表である。今回発表のPower10サーバーはハイエンドのエンタープライズサーバーPower E1080であるので、Power7以降もハイエンド・エンタープライズサーバーとした。コア数は各Powerサーバーとも同数の48コアである。
![図表 PowerサーバーのハイエンドモデルのCPW比較](https://www.imagazine.co.jp/wp-content/uploads/2021/09/p10-comparison-1024x342.png)
これによると、Power7(Power 780)からPower10(Power E1080)はCPW値で3.4倍、Power 8(E880)からPower10(Power E1080)はCPW値で2.3倍、Power9(E980)からPower10(Power E1080)はCPW値で1.6倍である。
![図表 PowerサーバーのハイエンドモデルのCPW値比較(グラフ)](https://www.imagazine.co.jp/wp-content/uploads/2021/09/P10-performance-1024x673.png)
「IBM Power Performance Report」からPower7サーバー以降のCPW値を整理した。次からダウンロードできる。
・Power10、9、8サーバーのCPW値、別タブにPower7サーバーのCPW値(Excelファイル)
IBM「IBM Power Performance Report」
![](https://www.imagazine.co.jp/wp-content/uploads/2021/09/CPW-cover-232x300.png)
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