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SOFLAブランドサイト ~基幹業務パッケージの製品情報・動画・資料・体験版をWebサイト上で提供

業種特化型と業務特化型を
1つのブランドに集約

ソフラには従来から会社の公式Webサイトがあるが、新たに整備する「SOFLAブランドサイト」は、それとは役割が異なる。ブランドサイトでは、同社が提供するツールやパッケージを「SOFLAブランド」としてまとめ、ユーザーが製品を探し、特徴を確認し、動画を視聴し、資料を入手し、必要に応じて体験版を申し込めるようになる。

取材時点では、食肉卸向けのSOFLA Meatをはじめ、工具卸、食品製造卸のSOFLA EAT、医療機器卸のSOFLA MSP、SOFLA給与の6製品がラインナップされており、今後さらに追加していく計画という。

SOFLAブランドサイトの製品構成は大きく2つに分かれる。

1つは、食肉卸、工具卸、食品製造卸、医療機器卸などを対象とする「業種特化型」、もう1つは、給与など業種を問わず多くの企業で共通して必要となる「業務特化型」である。業界特有の複雑な業務を深くカバーする製品と、企業共通のバックオフィス業務を支える製品を1つのブランドにまとめることで、SOFLAブランド全体として企業の基幹業務を幅広くカバーしようとしている(図表1)。

図表1 業種別パッケージのラインナップ

業種特化型の代表例
「SOFLA Meat」

SOFLAブランドの業種特化型パッケージの代表例として提供されるのが、食肉卸売業向けの「SOFLA Meat」である。

SOFLA Meatは、仕入、入荷・入庫、出荷、売上、買掛・支払、売掛・請求、在庫管理、加工、実績管理など、食肉卸会社の日常業務を幅広くカバーする。一般的な販売・在庫管理パッケージとの違いは、食肉業界独特の商習慣を標準機能として組み込んでいる点にある(図表2)。

図表2 SOFLA Meat全体図

たとえば「倉前処理」では、仕入先から自社倉庫へ納入された商品について、仕入先、倉庫、商品、数量などを入力し、在庫計上から仕入計上へつなげる。

「倉替」では、複数の倉庫を持つ企業で、ある倉庫から別の倉庫へ商品を移動する処理である。「名義変更」では、仕入先の商品が委託倉庫に置かれている場合、商品そのものを移動させず、在庫の名義だけを仕入先から自社へ変更、一方で委託倉庫に置かれている自社在庫を移動させず名義を自社から顧客に変更も可能。

不定貫や枝肉など
食肉卸特有の処理に対応

食肉卸で特徴的なのが「不定貫」である。肉は同一商品であっても重量が一定ではなく、数量だけでなく実際の重量によって金額が決まる。そのため、一般的な個数管理だけでは対応できない。 SOFLA Meatは不定貫商品に対応し、名義変更時に概算重量で処理した商品について、すべてを出荷した後に実重量との差額を精算する「出切り精算」にも対応する。

「品転」は、在庫事情により冷蔵(チルド)で保管されている商品を冷凍に切り替える運用である。処理後、品転ラベルが発行され在庫品に貼ることで、冷蔵から冷凍への経緯が実物を見ることでも把握できる。

また、部位肉などをカット、スライスして別の商品として販売する「製品加工業務」にも対応する。原材料と加工後の商品を関連づけ、加工に伴う在庫や原価を管理できる。枝肉を仕入れ、その後、部位ごとに分割して商品化する「枝肉管理」では、枝肉の仕入情報とそこから生まれた各部位を関連づけ、部位ごとの原価と、歩留りを算出する。

商品管理方法として、「単品管理」がある。食肉は基本的に不定貫であり、特に国産牛については、個体識別番号管理も必要となり、重量や個体識別番号を単品で管理する企業も多く存在する。

「単品管理」は1品ごとに在庫管理、出荷業務を行うため手間がかかるが、SOFLA Meatでは事前にバーコード付きの単品ラベルを商品に張り付け、出荷業務や、棚卸業務ではハンディターミナルでバーコードをスキャンすることで、重量や個体識別番号を取得でき、現場作業の手間を省くことを可能にする仕組みが搭載されている。

こうした業界固有の処理を標準機能として備えていることが、「SOFLA Meatの大きな特徴」と、同社では強調する(図表3)。

図表3 SOFLA Meatの入庫入力画面

SOFLA Meatでは、食品を扱ううえで重要となるトレーサビリティにも対応する。商品が入庫した段階でロット番号を発行し、「入庫→在庫→出庫→売上」まで同一ロット番号で追跡できる。これにより、ある商品がいつ仕入れられ、どこへ販売されたのかを時系列で確認できる。

賞味期限もロット単位で管理し、出荷可能日のチェックやロットバックチェックなどによって誤出荷の防止につなげる。

また、国産牛で必要となる個体識別番号にも対応する。ロット番号と個体識別番号を結び付け、入庫、在庫、出庫まで追跡することで、牛の個体単位での管理を可能にしているという。

給与──企業共通業務にも
SOFLAを展開

SOFLAブランドのもう1つの柱が、給与などの業務特化型パッケージである。SOFLA Meatのような業種特化型は、特定業界固有の商習慣や処理に深く対応することに強みがある。

一方、給与は、製造業、卸売業、流通業、サービス業など業種を問わず、多くの企業に共通する業務である。

ソフラでは、給与分野についても「重要な展開領域」と位置づけている。勤怠・給与・人事に必要となる機能をカバーし、承認ワークフローに対応した勤怠管理、多様な就業条件に対応した給与計算、法令順守を基盤とした人事管理などを特徴として挙げる。

また、WebAccessPlusをオプションで導入することにより、社員がPCやタブレット端末のWebブラウザ上で、給与明細、賞与明細を確認でき、年末調整で必要な情報もWebブラウザ上で入力が可能となり、ペーパレス化にも寄与する。

働き方改革への対応をはじめ、労働時間や休憩時間の管理、制度改正への継続的な対応など、給与・勤怠を取り巻く業務は複雑化している。従業員の勤務実績を把握し、さまざまな就業条件に基づいて給与へ反映し、人事情報と結び付けて管理するには、それを支えるシステムにも柔軟性が求められる。ソフラでは「給与業務を網羅したソリューション」と説明する(図表4)。

図表4 「SOFLA給与」の給与処理メニュー画面

「Webを見れば製品がわかる」
仕組み

SOFLAブランドサイトの特徴は、単なる製品カタログではないことだ。

SOFLA Meatのページでは、ソリューションの全体図とともに各種機能が表示され、ユーザーは関心のある項目を選択して詳細を確認できる(図表5)。

図表5 SOFLA Meatの「特徴」一覧画面

さらに、製品全体を紹介するコンセプト動画に加え、ロット管理、名義変更、不定貫商品、賞味期限、枝肉管理など、個々の機能についても動画を用意する。ユーザーは必要な機能を選んで確認できるため、自社業務との適合性を判断しやすい。

30日間、実際のシステムを
操作・体験できる

SOFLAブランドサイトのもう1つの特徴が体験版である。ブランドサイトから申し込みを行い、承認を受けたユーザーにはIDとパスワードが発行され、マイページから実際のシステムを利用できる。

ここでいう体験版は、画面を閲覧するだけのデモではない。あらかじめ用意されたマスターデータやサンプルデータを利用し、実際にコードや数値を入力して業務処理を試すことが可能である。標準の利用期間は30日間。情報システム担当、営業担当、倉庫担当、現場ユーザーなどによるテスト利用を想定している。

たとえば、SOFLA Meatの体験版の「倉前処理」では、倉庫コード、商品、数量、個体識別番号などを実際に入力し、その結果として在庫がどのように変化するかを、操作しながら確認できる。体験版には、ユーザーが1人でも操作できるよう詳細なチュートリアルも用意されている。

また、標準のサンプルデータだけでなく、希望すれば自社のマスターデータを登録し、実際の業務に近い条件で試すことも可能だ。

基幹システムの選定では、機能一覧や営業資料だけでは判断しづらい部分も多い。自社の業務にどこまで適合するのか、現場の担当者が無理なく使えるか、現在の業務をどこまで置き換えられるか──。こうした点を導入前に実際の操作によって確かめられることは、ユーザーにとって大きなメリットだろう(図表6)。

図表6 体験版へのログイン後のメニュー画面

IBM iとSOFLAⅡと
SOFLA AGがパッケージを支える

SOFLAブランドの各パッケージのシステム基盤にはIBM iが利用されている。ソフラでは、IBM iのデータベースやシステムアーキテクチャの堅牢性を、基幹業務を支えるうえでの安心材料の1つとして訴求する考えだ。

提供形態については、クラウドとオンプレミスの両方を想定している。クラウドを選ぶ企業が増える一方、基幹システムについてはオンプレミスを希望する企業もあるため、双方を選択肢として用意する。

そして、パッケージで操作する画面は、オープン系の画面イメージや機能を兼ね備えた「SOFLAⅡ」による画面である。

その機能の一例として、グリッドのカスタマイズ(一覧の降順・昇順・項目固定・項目非表示)や、グリッドからのExcel出力、Excelからグリッドへの貼り付けなどが行える。「SOFLAⅡ」は、マウスやキーボード、またはキーボードのみで入力や操作を行えるため、PC操作ができさえすれば誰でもシステムを利用可能だ。

また、ブランドサイトで提供する各製品の開発・保守を支えるのが、ソフラの統合開発モデル「SOFLA AG」である。SOFLA AGは、次の特徴をもつ。

・生産性の向上:システムの設計や開発の手順をルール化し、テンプレートを利用した開発による効率的な開発を実現

・設計情報のデータベース化:独自の設計思想に基づいて設計情報をデータベースに登録し、論理チェックやドキュメント作成を自動化

・設定による構築:画面上での設定を中心に、基幹アプリケーションを効率よく構築できる仕組みを提供

・テンポラリーID:システム内で使用する項目に対し固有のテンポラリーIDを付与する。これによりデータ項目の1つ1つに設計情報との紐付きを持たすことで転送処理の自動化や確実な検索が可能

同社が重視するのは、特定のプログラマーに依存しない開発・保守である。SOFLA AGを利用することで、複数の担当者がシステムの開発、修正、保守に参加できる環境を実現できるとしている。

業種固有の業務から
企業共通業務まで

SOFLAブランドの特徴は、対象業務の幅広さにある。SOFLA Meatでは、不定貫、名義変更、枝肉管理、個体識別番号など、食肉卸という特定業界に深く入り込んだ機能を標準化する。

一方、給与では、業種を問わず多くの企業が抱える共通業務を対象とする。この業種特化型と業務特化型の2方向によって、SOFLAブランドは、特定業界の個別課題から企業共通の業務までをカバーする製品群となる。

そして、いずれの製品でも重要になるのが、導入前に「自社で使えるか」を具体的に確認できる環境である。Webで製品の概要を知り、動画や資料で詳しい内容を確認し、さらに必要に応じて実際のシステムを体験版で操作できる。

SOFLAブランドサイトが、ソフトウェア製品の選定や導入のあり方にどのような変化をもたらすのか。その観点からも、今後の展開が注目される。

ソフラ株式会社 https://brand.sofla.co.jp/

[i Magazine 2026 Autumn掲載]

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