Home インタビュー-座談会 エンジニアが実践する情報活用 ~顧客のライバル企業の動向を常に意識、Facebookへの書き込みに啓発され、知見を広げる|花桐 貴広氏@JBCC

エンジニアが実践する情報活用 ~顧客のライバル企業の動向を常に意識、Facebookへの書き込みに啓発され、知見を広げる|花桐 貴広氏@JBCC

by kusui

ニュースや雑誌で
流通市場をウォッチ

 JBCCの花桐貴広氏は、この4月にSI事業部第一SI本部の本部長に就任した。それまでの2年間は同本部の部長として、現場のチームを率いていた。第一SI本部の配下には3つの部があり、主として流通系企業の担当である。花桐氏は1990年の入社以来ほぼ一貫して流通分野を担当し、ユーザー企業の業務システムの構築などに従事してきた。エンジニアとしてのキャリアは26年になる。
 
 花桐氏の本部長としてのミッションは、「業績目標の達成と、本部の充実・成長を図ること」(花桐氏)である。そのために、流通市場のウォッチと、顧客へのさらなる支援の検討、技術トレンドやその詳細の把握、3部門約50名のエンジニアを束ねてのマネジメントを自らの活動項目としている。
 
 流通市場のウォッチでは、「お客様のライバル企業の動向を常に意識して見ています」と話す。「ライバル企業のビジネスが、M&Aなどで突如として変化することがあり、それによってお客様企業にどのような影響があるか、そのためにどんなシステムが求められるかを常に考えておくこととが必要だからです。ニュースや雑誌のチェックが欠かせません」
 
 
 
 一般的な企業動向や人材育成、組織マネジメントに関する情報は、Facebookから得ることが圧倒的に多い。「Facebookでつながっている人の書き込みに興味を覚えると、そこで紹介されている企業や人のサイトへ飛んで調べたりすることが少なくありません。Facebookでつながっている人の発言や行動は、それ自体が情報のフィルターになっているので、情報を信頼でき、それを起点に知識の幅を広げていけます」と言う。
 
 

思いやパッションを
いかに伝えるか

 花桐氏の目下の懸案事項は、「本部長としての思いやパッションを、いかに部下に伝えていくか」である。情報を伝えるのは難しくはないが、思いやパッションは人の気持ちの奥に届かせる必要があり、「やさしくないと感じる」という。
 
「そのためには、自分の軸をはっきりさせ、同じメッセージを発信し続けることが重要だと思っています。部下と話す機会を数多く作り、部下の考えや思いに耳を傾けるとともに、私自身の思いも率直に伝えていくことが、最大の情報発信だと考えています」と言い、「若い人には、社内だけに目を向けず、他社の同年代のエンジニアをよく見て、自分に足りているものと不足するものを見極める目を養ってほしいと、機会があれば話しています。それと、エンジニアは技術にだけ目が向きがちですが、重要なのはお客様の成長を可能にするサービスで、サービスを実現する視点で技術を考えてほしいと、よく口にしています。私の役割は、若いエンジニアが他社のエンジニアと交流できるプロジェクトを用意することと、お客様視点で力を発揮できるよう環境を作ることです。エンジニアのスキルアップは部門の成長に欠かせず、本部長としての重要な仕事の1つと肝に銘じています」と話す。
 

花桐 貴広氏

JBCC株式会社
SI事業部
第一SI本部
本部長

エンジニア歴:26年

 
[IS magazine No.12(2016年7月)掲載]

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