昨今、生成AI等の技術進化により、今まで以上にデータの利活用を通じた企業価値向上が期待されている中で、利活用に資するデータを整備・管理するデータマネジメントの重要性が高まっている。しかし、多くの企業がその実践に課題を抱えていると考えられる。
そこで独立行政法人情報処理推進機構(IPA)では6月12日、上記背景を踏まえ、企業へのインタビューを通じて、データマネジメントに関する取組、および取組を推進する人材の育成・確保の実態を明らかにし、企業がデータマネジメントを実践していくために必要な要素について整理し、内容を公開した。
内容は下記のとおりである。
デジタルスキル標準(DSS)改訂に向けた調査の内容
・調査の背景、調査概要
・国内企業におけるデータマネジメントに関する取組及び
・取組を推進する人材育成・確保
また、DXおよび全社的なデータマネジメント推進に積極的に取り組んでいると考えられる以下の5社の企業をインタビューしている。
日本電気株式会社
損害保険ジャパン株式会社
武田薬品工業株式会社
三井物産株式会社
旭化成株式会社
主なインタビュー項目は以下のとおりである。
・データマネジメントの取組状況
・取組背景:データマネジメントの取組の背景(取組の問題意識、取組のきっかけ)
・取組内容:どのような取組を行っているか(取組の例:推進組織の組成、データ利活用基盤の整備)
・データマネジメントを推進する人材の育成・確保方法
・取組に必要な人材はどのような人材か
・上記の人材はそれぞれどのような役割を担っているのか
◎デジタルスキル標準の改訂に向けた調査について(データマネジメントに関する考察)
https://www.ipa.go.jp/jinzai/skill-standard/dss/nl10bi000000hzin-att/dm.pdf
◎データマネジメントに関する考察(企業インタビュー結果)
https://www.ipa.go.jp/jinzai/skill-standard/dss/nl10bi000000hzj1-att/dm-interview.pdf
[i Magazine・IS magazine]