IBMは6月18日、IBM Backup, Recovery and Media Services(BRMS) for iに脆弱性があり、特権昇格を受ける可能性がある、と発表した。
影響を受けるOSバージョンと製品は、
IBM i 7.5
IBM i 7.4
IBM Backup, Recovery and Media Services for i 7.5
IBM Backup, Recovery and Media Services for i 7.4
以下の脆弱性が指摘されている。
CVE-2025-33108
IBM Backup, Recovery and Media Services for iにおいて、プログラムがライブラリを呼び出す際に、どのライブラリであるかを明示的に指定しない呼び出し(未修飾ライブラリの呼び出し)の脆弱性により、プログラムのコンパイルまたはリストアが可能なユーザーが特権を取得する可能性がある。
これにより、攻撃者はホストOSのコンポーネントアクセス権でユーザーが制御するコードを実行する恐れがある。
対処法
以下のPTFを適用することにより修正できる。
IBM i OSバージョン | 5770-JS1 PTF 番号 |
ダウンロード先 |
7.5 | SJ05907 | https://www.ibm.com/mysupport/s/fix-information?legacy=SJ05907 |
7.4 | SJ05906 | https://www.ibm.com/mysupport/s/fix-information?legacy=SJ05906 |
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