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ランサ・ジャパンがAIを活用したLANSAリファクタリングツール「LAiR」を発表 ~生成AIによりLANSAのモノリシックなアプリケーションを最新のMACHアーキテクチャへ変換

ランサ・ジャパンは4月22日、LANSAで開発したモノリシックなアプリケーションを生成AIによりリファクタリングするツール「LAiR」(レイヤー)を発表した。

LAiRはIBM iユーザーのモダナイゼーションやDXを実現するツールであり、LANSA社が生成AIを本格的な開発・保守業務に活用した最初のツールとなる。

LAiRは、長年にわたりLANSAで開発してきたレガシーなアプリケーション資産を、MACHアーキテクチャによる最新アプリケーションに変換する。MACHアーキテクチャは、「マイクロサービス」「APIファースト」「クラウドネイティブ」「ヘッドレス」の頭文字を組み合わせた最新のソフトウェア設計思想を意味している(ヘッドレスはフロントエンドとバックエンドを分離し、APIで連携させる考え方)。

LANSAのレガシーアプリケーションから、MACHアーキテクチャを備えた最新アプリケーションへ変換するために、LAiRは主に以下の3つの機能を搭載している。

◎モノリシックコードの分析
・メトリクス(数値)を取得する(画面数、データテーブル数、サブルーチン数など)
・現在のコードとその制約を解説・図解する
・リファクタリングに要するコストを見積もる(必要なトークン数と推定コストを算出)

◎コードのリファクタリング
・コードを生成する
・自己評価を実施する
・トレーニング/ガイダンスを作成する

◎プログラムのステージング
・ソースコードをVCSに保存する
・コードをLANSAエディタ経由で実行ファイルにコンパイルする

つまりLAiRは、AIアシスタント(LLM)により、既存コードの分析、変換、コンパイルの各機能を自動実行することになる。

リファクタリング(変換)に要する時間はプログラムの規模にもよるが、おおよそ30秒から2分程度。2000行規模の既存プログラムでは、数秒程度でリファクタリングを実行する。

ランサ・ジャパンでは、手作業による変換の煩雑さを考え、数百~数千本のLANSAプログラムを含む大規模システムでこそ、LAiRの効果をよりよく引き出せるとしている。

またLAiRの今後のロードマップも明らかになった。

まずDevOps、CI/CD、Docker、クラウド等を前提に開発されたReact/Vueなどのフロントエンドコードを自動生成する予定である。

さらに最初はLANSA言語に対応するが、今後は市場のニーズに応じて、LANSA以外の言語(たとえばRPG、COBOL、Java、Synonなど)にも対応していく。

このほか、現時点でLAiRはデスクトップアプリケーションとして提供されているが、今後はクラウドサービスとしても提供していくという。

 

[i Magazine・IS magazine]

 

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