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IBM、「IBM Bob Software Premium Package for i」を発表 ~オンプレミス版のIBM Bob向け。IBM iへのネイティブ接続、専用ワークフロー、Skills、RAGなどを提供

IBMは9月4日、IBM Bobのオンプレミス版「IBM Bob Software 2.0」向けに、IBM iに特化した機能を提供する「IBM Bob Software Premium Package for i」を発表した。9月30日に提供開始の予定。

IBM Bob Software Premium Package for iは、IBM iへのネイティブ接続機能のほか、IBM iに特化したワークフロー、Skills、スラッシュコマンド、各種ツールを提供する。さらにIBM iのドキュメントを利用したRAG(Retrieval-Augmented Generation:検索拡張生成)を備え、IBM Bob SoftwareをIBM i開発チーム向けに最適化された開発パートナーとして利用できるようにする。

IBM iユーザーにとって今回の発表で注目されるのは、IBM BobによるIBM iアプリケーションの開発・モダナイゼーション支援を、オンプレミス版のIBM Bob Software 2.0をベースに利用できるようになる点である。

IBM Bob Software 2.0は、セキュリティ、ガバナンス、コンプライアンス、データ主権など、企業システムでAIを利用する際に重要になる要件への対応を特徴としている。
とくに基幹システムをIBM i上で運用する企業では、ソースコードやアプリケーションに関する情報をどこで処理・管理するかが、生成AI導入を検討する際の重要なポイントになる。

IBM Bob Software Premium Package for iは、こうした企業に対して、オンプレミス環境をベースにIBM iに特化したAI開発支援機能を利用するという選択肢を提供することになる。

IBM Bob Premium Package for Java Modernization

IBMは今回、IBM Bob Software Premium Package for iとともに、「IBM Bob Software Premium Package for Java Modernization」と「IBM Bob Software Premium Package for Z」についても発表した。

IBM Bob Software Premium Package for Java Modernizationは、Javaアプリケーションのモダナイゼーションをエンド・ツー・エンドで支援する統合ワークフロー群を提供する。

Java 8~25の自動アップグレードとJakarta EEへの移行、JSF/Strutsのユーザーインターフェースを最新のWebフレームワークへ移行するための抽出、Application Modernization Accelerator(AMA)の移行計画を利用したWebSphereからLibertyへのモダナイゼーション、Spring BootからQuarkusへの変換などに対応する。

さらに、AIエージェントによるJavaの単体テスト生成や、Javaアプリケーションの脆弱性修正なども提供する。オンプレミスとクラウドネイティブの両環境に対応し、ガバナンスされたクローズドループ型の自動化によって既存Java資産のモダナイゼーションを支援する。

IBM Bob Premium Package for Z

一方、IBM Bob Software Premium Package for Zは、メインフレームに関する専門知識と目的別に設計されたモードを組み合わせ、企業規模のシステム環境に対応したコンテキスト認識型のガイダンスを提供する。

アプリケーションの詳細な分析から複雑なコード変換まで、メインフレーム・アプリケーションのモダナイゼーションをライフサイクル全体にわたって支援する。
またオンプレミスで導入できるため、ソースコードやアプリケーションデータをユーザー企業自身のインフラストラクチャ内に保持でき、セキュリティ、コンプライアンス、データ主権などの要件に対応する。

IBM Bob Software 2.0と各Premium Packageは、9月30日に提供開始の予定。システム要件や関連する技術文書などは、提供開始日までにIBM BobのWebサイトで公開される予定としている。

[i Magazine・IS magazine]