Home RPA-チャットボット BizRobo!|サーバー上で稼働する、RPA市場の草分け的ツール ~RPAテクノロジーズ

BizRobo!|サーバー上で稼働する、RPA市場の草分け的ツール ~RPAテクノロジーズ

by kusui

2018年のテーマは
デジタルレイバーのスケール

RPAテクノロジーズは日本のRPA市場の草分けで、BizRobo!は日本を代表するRPA製品の1つである。同社のRPA事業のスタートは2008年と早く、導入企業は200社以上、ロボット数では2万以上、パートナーは40社以上を数える。

また同社はRPA業界のリーダー的存在として、「一般社団法人日本RPA協会」の創設(2016年7月)、導入支援情報を提供する「RPA BANK」の設立(2017年4月)、イベント「RPA SUMMIT」(2017年7月・11月)の開催などを主導してきた。2017年5月には米調査会社Gartnerによって、世界のRPA市場をリードする「Cool Vendor」5社に選出されている。

同社では、BizRobo!によって開発したプログラムを「デジタルレイバー」と呼ぶ。代表取締役社長の大角暢之氏(日本RPA協会 代表理事)は、「RPAツールによって開発されたプログラムを“ソフトウェア”と見なすと、事の本質を見誤ります。プログラムは、人が手動で行っていた作業を代行する、デジタルのなかで働く労働者そのもので、かつ、人がこれまでにできなかった労働を可能にする、スケール力と業務変革のインパクトをもつ労働者です。デジタルレイバーは導入(採用)してからが本番で、どう育てていくかが勝負です」と、命名の理由を説明する。

その同社の2018年のテーマは、「デジタルレイバーのスケール」である(図表1)。

 

【図表1】2018年のテーマは、デジタルレイバーのスケール

「日本のRPA市場は、導入企業の全国的な広がりと、導入済み企業による質的な深化(戦略的な活用)の両方が同時に進行しています。しかし、戦略的活用まで進んでいる先進企業はわずか20社程度で、大半が人手作業の置き換えというシンプルな段階にとどまっています。デジタルレイバーの深化と戦略的活用をご支援する取り組みを展開していきます」(大角氏)

大角氏は、デジタルレイバーのスケールのポイントとして「基盤ソリューション」と「外部連携」の2つを挙げる。「スケールさせやすい技術と仕組みをもつツールこそが重要で、この両方を備えるのがBizRobo!です」と、大角氏は強調する。

同社では、スケール戦略を推進する「BizRobo! Station」を展開中である。ユーザーが業務の特性や事業戦略に合わせてスムーズにBizRobo!を導入・拡大できるようにするツール群で、現在、BizRobo!の基本製品「BasicRobo」のほか、グローバル企業向けの「Blue Prism」、コールセンター用の「NICE]、OCRツール「ScanRobo」、電子帳票ツール「OZ e-Form」、分析ツール「OpenSpan」がラインナップされている。「デジタルレイバーのスケールに有効なツールを、今後も追加していく予定です」と、大角氏は話す。

BizRobo!の基本製品であるBasicRoboは、「Device Automation」と呼ぶ構造解析機能を用いて、多様なアプリケーションの画面操作を記録して一連のフローとして自動構成し、ロボットを作成するツールである。対象となるのは、Web、MS Office、Windowsアプリ、Javaアプリ、各種データベース、3270/5250などのホストエミュレータ、Citrixなどのデスクトップ仮想化ツールなど。

「BasicRoboは、MS Automation APIやホストエミュレータなどを可視化エンジンとして内部にもつので、スムーズなロボット作成が可能です」と、最高技術責任者の大石純司氏(RPAエンジニアリング 代表取締役社長)。「フローのなかの1つステップを選択すると、その画面シーンが表示されるのも特長で、拡張や変更・修正が容易です」と、大石氏は語る。

BasicRoboのもう1つの特長は、サーバー上で稼働し、端末でロボットを稼働させる場合は都度、配信の仕組みを取ることである。

「一般のRPA製品はロボットごとに実行環境(PC)を用意する必要がありますが、BasicRoboはサーバーだけでも可能です。ロボットの拡張・変更・管理もサーバー上で済むので、スケールしやすいプラットフォームになっています」(大石氏)

図表2は、BasicRoboの「操作対象画面」にYahoo!の乗換案内ページを表示させ、経費精算のロボットを作成中の画面である。画面操作を行うと、画面上部にフロー図が作られていく。図表3は、その続きで、「出発」「到着」欄に金額を記入するステップである。

 

【図表2】BizRobo!のシナリオ作成画面。Yahoo!の「乗り換え案内」に入力

 

【図表3】図表2の続き。電卓を起動し、経路から乗車賃を計算

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●価格(導入支援・標準サポートを含む)

・トライアル:有償・約30万円?。無償パックもある
・従量課金:約5万円~(月額)
・レンタル:オンプレミス・約60万円(月額)
プライベートクラウド・約30万円(月額)

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大角 暢之氏

RPAテクノロジーズ株式会社
代表取締役社長

一般社団法人 日本RPA協会
代表理事

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大石 純司氏

RPAテクノロジーズ株式会社
最高技術責任者

RPAエンジニアリング株式会社
代表取締役社長

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IS magazine No.18(2018年1月)掲載

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