03 IBM iの開発者向けサイト

日本IBM/IBMの
developerWorksサイトの内容

日本IBM/IBMでは、開発者向けの情報サイトとして「developerWorks」を開設している。そのなかに、日米それぞれに「IBM i」ページがあるが、構成と内容はかなり異なる(図表1、図表2)

 

図表1 画像をクリックすると拡大します】

 

図表2 画像をクリックすると拡大します】

 

developerWorks日本版のIBM iページの特徴は、セミナーや講演のプレゼン資料を多数掲示し、ダウンロードできるようにしている点である。[IBM iセミナー資料]というページも独自に設け、充実させている。図表やビジュアルを多用するプレゼン資料なのでわかりやすく、技術の理解には有用だ。

この1年間にアップされた主なセミナー資料には、以下がある。

・IBM iとクラウトのつなげ方(2017年7月)
・ILE RPGからWatson APIを使用(2017年4月)
・IBM i+Watson Analyticsで広がる新次元のデータ分析(2017年4月)
・IBM iアプリケーション開発最新事情(2016年12月)
・IBM i World 2016の全講演資料(2016年6月)
・IBM i テクニカル・ワークショップ 2016の全セミナー資料(2016年6月)

また、[IBM iインターネット・セミナー]というページも設け、技術解説記事を掲載している。その総数は約90本。最近では、次のような記事がある

・IBM i基幹業務データと気象データの連携(2017年8月)
・IBM Systems Energy Estimator のご紹介(2017年5月)
・IBM Systems Workload Estimatorを使用したIBM iのサイジング(2017年4月)
・DataMigrator for iでExcelファイルを楽々インポート(2017年2月)

一方、米developerWorksのIBM iページの特徴は、よりポータル的な内容を備えている点である。より整理され、情報量も多く、ナビゲーションも明快なので、技術情報の探索先が不明になったら、米developerWorksをあたるのも1つの手だろう。

 

IBM iの基本情報がある
IBM Knowledge Center

IBM iのインストールや保守、利用に関する基本的な情報は、「IBM Knowledge Center」に掲載されている(図表3)。具体的には、システム操作の基本や、各バージョンの特徴と前バージョンからの変更点、インストールの際に必要なPTFなどの情報で、バージョン別にまとめられている。

 

図表3 画像をクリックすると拡大します】

 

一方、日本IBM/IBMは、IBM i 7.1から「テクノロジー・リフレッシュ」(Technology Refresh。「TR」と省略することが多い)と呼ぶOSの機能拡張プログラムを提供している。最新は、今年10月3日発表の「IBM i 7.3 TR3」(IBM i 7.2 TR7)である。

このテクノロジー・リフレッシュに関する情報は、IBM iのバージョンとTR番号で検索すれば参照できる。しかし、TRの歩みを確認したり、まとめて参照する場合は、米developerWorks内の「IBM i Technology Updates」ページが便利である。IBM iのバージョンとTRがきれいに整理されている。

ベンダーが運営する
IBM i開発者向けサイト

IBM iベンダーが運営する開発者向けサイトとしては、オフィスクアトロの「AS/400 Tips&Techniques」、オムニサイエンスの「wakaranai」、サイフレックスの「AS/400 Knowhow」などがある。またDelphi/400などの特定製品に限られるが、ユーザーとベンダーSEによるアプリケーション開発例や実装方法をまとめた年次論文集『ミガロ.テクニカルレポート』がミガロ.のサイトで公開されている。

IBM製品の技術解説本サイト
Redbooks

このほか、「Qiita」「Stack Overflow」といった技術情報共有プラットフォームや、プロジェクト管理共有サービスの「GitHub」にもIBM iに関連する情報がある。ただし、あまり多くないのが現状だ。

また、IBM製品とその技術についてインストールから利用方法までを解説した書籍がIBMの「IBM Redbooks」サイトで無料で公開されている。PDFおよびEPUB形式でダウンロード可能である。IBM i関連の書籍としては、米MC Press Online社からも多数刊行されている。

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◎記事で紹介したサイト

developerWorks日本版
IBM Knowledge Center
AS/400 Tips&Techniques
wakaranai
AS/400 Knowhow
ミガロ.テクニカルレポート
IBM Redbooks

【i Magazine編集部】