Home IT研 iSUCの遺伝子を継承しつつ、フレッシュな発想で新たなスタートを切る|User & IBM NEXT 2018 特別座談会

iSUCの遺伝子を継承しつつ、フレッシュな発想で新たなスタートを切る|User & IBM NEXT 2018 特別座談会

by kusui

2018年11月7日(水)~9日(金)の開催に向けて、
「User & IBM NEXT 2018」の実行委員会が活発に動いている。
新しいNEXTはどのように変わり、どんな価値を参加者にもたらすのか。

・・・・・・・・

出席

遠藤 正樹氏 

NEXT 2018実行委員会 事務局長

株式会社エス・ディー・シー 
システム東京 
係長 

・・・・・・・・

國枝 利成氏 

NEXT 2018実行委員会 セッションリーダー

株式会社セイノー情報サービス 
東京本社 システム開発部 
LLPグループ 主任

・・・・・・・・

渥美 智之氏 

NEXT 2018実行委員会 アドミリーダー

みずほ情報総研株式会社
事業戦略部 PoB室
調査役

・・・・・・・・

 

特別な参加感をもたらす
体験型セッションが人気

i Magazine(以下、i Mag) iSUCという名のイベントは昨年で終了し、今年から「NEXT 2018」という名前で新たなスタートを切ることになりました。実行委員会メンバーの方々がアドミチームとセッションチームに分かれて、11月の開催に向けて急ピッチで企画や運営を進めておられます。NEXT 2018では、いろいろな変化が見られるのでしょうか。

遠藤 28回の歴史を重ねたiSUCの遺伝子を引き継ぎながら、ユーザー同士はもちろん、IBMやビジネスパートナー、ベンダーも含めて、お互いに教え、学び合う3日間の集中研修プログラムがNEXT 2018 です。iSUCの企画・運営は長年のノウハウを結集し、とてもよい形でパッケージ化されていました。だから運営上の大きな課題・問題はとくになかったのですが、NEXT 2018へ変わるのを契機に、「参加する価値とは何か」という原点に立ち返りました。そしてまずは、「より多くの方々が参加しやすくなるように」との狙いで、参加費の減額に踏み切りました。そこで運営コストの削減を目標に、企画や内容の1つ1つを見直し、要・不要を議論し、代替策が可能かどうかなど、丁寧に検討を進めています。その過程で、いろいろな改善策が浮上しました。

 

遠藤 正樹氏 NEXT 2018実行委員会 事務局長

 

國枝 私は遠藤さんと同じく今年で実行委員3年目ですが、初めて実行委員を務めた2016年の「第27回 iSUC 新潟大会」のときから、「積極的に変えていこう」「改革しよう」という機運はずっと高まってきたと感じていました。今回はNEXTへと名称を変えることで、体制や内容を含め一段と大きな改革に着手したという感じでしょうか。ただし何もかもただ変える、というわけではなく、好評であった企画はよりよい形で継続し、課題がある場合はよく考えて改善するといった方向で議論しています。

渥美 そうです。たとえば昨年のiSUCで開催したハッカソンは、参加者から大好評でした。今までのiSUCでは講師の話を聴講する、いわゆる「聴講型セッション」がメインでしたが、ハッカソンでは自ら発言し、お互いがディスカッションすることで、ただ聴講しているだけでは得られない楽しさや、特別な「参加感」が生まれます。そこでNEXT 2018では、アイデアソンやハッカソン、フォーラム、それにハンズオンなどの体験型セッションやコミュニケーションセッションの拡充を計画しています。

 

渥美 智之氏 NEXT 2018実行委員会 アドミリーダー

 

遠藤 アイデアソンでは、働き方改革と災害対策の2つをテーマにする予定です。働き方改革はここのところ、多くの企業が検討を活発化させていますが、さまざまな業種・業界に属する、あるいは企業規模の異なるユーザーが集まって、ITによる働き方の改善やアイデア、実践事例、自社内の取り組みなどをディスカッションしていければと考えています。また今年は、大阪府北部地震や平成30年7月豪雨など大きな災害が発生し、あらためて災害対策のあり方に目を向ける年になりました。NEXT 2018では、アイデアソンという形で災害対策を議論する場を設け、自分たちの会社には今後何が必要かを考えるきっかけになればと思います。

 

IBM i 30周年を記念して
多彩な企画を予定

i Mag NEXT 2018は、どのようなプログラムで構成されるのですか。

國枝 今お話しした体験型セッションやコミュニケーションセッションに加え、従来の聴講型セッションや特別講演などの「参加型セッション」、ユーザー企業やパートナー企業によるソリューション展示会である「NEXTモール」、そして人脈形成や情報交換を目的とした「交流会」などで構成されています。そして今年は、「Watson&クラウド」「IBM i 30周年」「日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリング(ISE)による最新テクノロジー紹介」の3つを柱にします。

 

國枝 利成氏 NEXT 2018実行委員会 セッションリーダー

 

渥美 「Watson&クラウド」をはじめ、IT市場で今、最も注目度の高いテクノロジーやソリューションに関する情報を、「セッションと展示」という2つの角度から学んでいただけます。それから日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリングの企画による「ISE Showroom」が、NEXTモールに登場します。これはIoTやWatson、ブロックチェーンなど、最新テクノロジーを実際に体験できる「体験型展示」で、昨年のiSUCで初めて実現し、大変に好評を得た企画です。

遠藤 ソリューションや製品の展示とは一味違って、ご自身で実際に見たり、触れたり、聞いたりと、身体を使って体験できる点がとても斬新だとの意見が多く寄せられていました。今年の会場は、この「ISE Show room」を通らないと、受付にもセッションにもモールにも足を運べない構造になっているので、今年の企画の中心的な存在になりそうです。

渥美 そのとおりですね。そしてもう1つの目玉が、IBM i 30周年記念企画です。ご存じのとおり、IBM iは1988年に誕生して以来、今年で30周年を迎えます。そこで11月8日の終日、それに9日の午前中にかけて、ユーザー事例、IBM i のグローバルの責任者による最新技術情報、世界の事例の紹介などを行います。ユーザーやIBMによるセッションに加え、IBM i関連のコミュニティによるセッションや、IBM i 30周年記念企画のスポンサー企業によるセッションなど、多彩な内容を予定しています。

遠藤 また8日の午後に「IBM i のアプリ開発にもDevOpsを取り入れよう」と「IBM i と連携するNode.jsとNode-REDでアプリ構築を体験しよう」という2つのハンズオンを開催します。両方とも、従来のハンズオンより短時間の45分セッションとして開催するので、気軽にご参加いただき、新しい技術を習得いただけます。

國枝 さらに「IBM i 30 ブース」も注目です。スポンサー企業と合同で開設し、最新ソリューションを展示します。進化を続けるIBM i の多彩なソリューション情報を収集し、各社のブース担当者にご相談いただけます。またIBMブースには最新のPOWER9搭載マシンも設置されるので、最先端のハードウェア・テクノロジーに触れられます。今までのiSUCには多くのIBM iユーザーが参加されていますから、きっと価値のある情報が得られると思います。

 

NEXT 2018という
非日常の場をプロデュース

國枝 今年のNEXT 2018実行委員会は、全体にメンバーの年齢が若く、よい意味でiSUCに関する経験が少ない分、フレッシュな視点で企画を考えられると期待しています。とくにアドミチームには実行委員の経験者が1人もいませんし、iSUCへの参加経験があるメンバーも1人だけです。NEXT 2018に参加する価値、参加者にとって何が必要かといった企画をゼロベースで考えられるのが、とてもよいですね。

渥美 確かに、今までのiSUCを知らないメンバーばかりなので、フレッシュな視点で考えられるのは確かですね。参加することの価値は何か、原点に立ち戻って発想できると思います。実際、実現可能性は置いておくとしても、本当にいろいろなアイデアが出ています。そのなかで、メンバー全員が一致しているのは、「お祭り」のようなイメージはできるだけ払拭していこうという点ですね。それから参加する価値は何かを真摯に議論していくなかで、実際に体験すること、そしてコミュニケーションすることが何より重要であるとの結論を得ました。会社に戻って、それを自分たちの仕事やビジネスに活かせるように、新しい研鑚と交流の場を創りだしていこうとしています。

遠藤 いろいろな業種・業界・職位・年齢に属する人たち、通常の仕事や生活では出会う機会のない人たちとコミュニケーションし、新たな気づきを得ることの楽しさ、素晴らしさをぜひ経験していただければと思います。実行委員会はNEXT 2018という非日常の場をプロデュースしていくミッションを担い、そのための施策や工夫を全力で考えています。参加者の1人1人がお互いに教え合い、学び合い、全員でNEXT 2018を作り上げていくことをご理解いただき、ぜひ今年は札幌の地へ足を運んでいただければと願っています。

・・・・・・・・

User&IBM NEXT 2018  参加申し込み 受付中!

https://www.uken.or.jp/next/

開催日程 : 2018年11月7日(水)~ 9日(金)
会  場 :札幌コンベンションセンター(北海道札幌市) 
受付期間 :2018年8月20日(月)~10月19日(金)
参加費  :会員/3万9800円(税込) 非会員/4万9800円(税込) 
      *参加費には交通・宿泊は含まれていません。
主  催 :全国IBMユーザー研究会連合会   
支  援 :日本アイ・ビー・エム株式会社   
協  力 :北海道IBMユーザー研究会

・・・・・・・・

 開催日程

 11月7日(水)16:00〜18:30
 11月8日(木) 9:30〜18:30
 11月9日(金) 9:30〜16:00

・・・・・・・・

●関連記事

「iSUC」から「NEXT」へ時代に合わせたイノベーションで生まれ変わる|後藤 順滋 氏 User&IBM NEXT 2018 実行委員長

・・・・・・・・

 

related posts