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S・ウィル氏が語る「2023年のIBM i」、新しいPower I/Oや仮想化機能をリリース予定 ~ガイド・ツアーや「IBM i 35周年」にも言及

IBM iチーフアーキテクトのスティーブ・ウィル氏が、「2023年のIBM i:ガイド・ツアー、35周年、そのほか」と題するブログを公開している(1月18日公開)。

2021年・2022年は、Power10、IBM i 7.5、IBM i Merlinなど「大物」(ウィル氏)のリリース年だったが、ウィル氏は「2023年もテクノロジー・リフレッシュにより新機能を提供していくことに変わりはありません」とし、「新しいPower I/Oや仮想化機能」という、リリース予定の新機能を挙げた。

ウィル氏によると、IBMが2022年後半から力を入れてきたのは「ガイド・ツアー(Guided Tours)」と呼ぶ、IBM iの主要機能を紹介するWebセミナー・シリーズだという。その狙いついてウィル氏は次のように説明する。

「IBM iと関連製品には、短いブログやトピックではカバーしきれないクールな機能がたくさんあります。それを深く紹介するために、1つの製品をシリーズで解説するWebセミナーを開催することにしました」

IBM i MerlinとDb2 for iがこれまでに取り上げた製品で、Merlinは全4回、Db2 for iは全6回のセミナーが開催された(下画面)。現在、その録画を視聴することができる(こちら)。そして2023年も「さらに多くのガイド・ツアーを実施する予定です」という。

今年はAS/400の発表(1988年)から35年目の“アニバーサリー・イヤー(記念年)”を迎える。そこで「世界中のコンファレンスやユーザーグループと連携し、プラットフォームの現在と未来の可能性を見据えた数カ月にわたる記念行事を行いたいと考えています」と、ウェル氏は記す。「現時点では具体的なことは申し上げられません」とのことだが、期待したい。

スティーブ・ウィル氏のブログ「IBM i 2023: Guided Tours, the 35th and More」(英語)
https://techchannel.com/SMB/01/2023/ibm-i-2023

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