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アイエステクノポート、新バージョン「UT/400-iPDC Ver.10.0」でIBM i帳票開発・運用を効率化 ~暗号化AES128・AES256、ピツニーボウズ封入封かん機への対応も

アイエステクノポートは3月24日、IBM i上で稼働する高機能・グラフィカル帳票PDF作成ツールの新バージョン「UT/400-iPDC Ver.10.0」を4月1日にリリースする、と発表した。

リモートワークなど新しいワークスタイルに合った業務の進め方が強く求められている昨今、「帳票開発・運用のしやすさと生産性をさらに向上」させるとともに、「セキュリティ機能を強化した」新バージョンという。

今回のバージョンでは、マウス操作で帳票オーバーレイの文字修飾やバーコードなどの位置指定を行えるようにした点や、ファイル名(固定長)の拡張やコンバージョンコマンドの追加など運用面の強化が注目される。セキュリティの強化では、暗号化強度の高い「AES128」「AES256」に対応した。

またオプションとして、ピツニーボウズジャパンの封入封かん機(Relayシリーズ)に対応した点も注目される。UT/400-iPDCで生成される帳票PDFにピツニーボウズ用のバーコードを付与する機能で、これにより印刷した帳票をそのまま封入封かん機へ投入でき、帳票作成~印刷~封入封かん処理を一貫して行えるようなった。

UT/400-iPDC Ver.10.0の主なハイライトをまとめると、以下のとおり。

◎オーバーレイ開発時、PDF作成時の機能拡張・改善

 ・マウス操作で、文字修飾、バーコード、動的画像などのデータの移動先、複製先(データ位置情報)を指定可能
 ・社名や名称に「御中」「様」などの敬称設定が可能
 ・フォントサイズ(拡大率・テキストライズ属性など)を初期設定可能

◎暗号化機能の強化
 ・暗号強度の強いAES方式(AES128、AES256)への対応

◎運用面の拡張
 ・PDF自動作成設定時のファイル名称(固定文字)の長さを50バイトに拡張
 ・PDF自動作成設定時のディレクトリおよびファイル名称に設定可能な印字データを5カ所に拡張
 ・オーバーレイ情報のみをコンバージョンするためのコンバージョン・コマンドの追加
 ・各設定値の長さを拡張
 ・PDF文書概要の設定値の拡張
 ・ダイレクト印刷時のライターの自動再起動機能の追加

◎ピツニーボウズ対応オプションの新規追加
 ・ピツニーボウズジャパンの封入封かん機 Relayシリーズに対応した専用バーコードを自動的に生成可能
 ・新規ユーザー様向けにUT/400-iPDC本体とバーコード対応+印刷系オプションをセットしたお得なPack製品「Pitney Bowes Suite」も同時リリース予定

◎参考
UT/400-iPDC
https://www.istechnoport.com/product-service/prod-form-output/ut-400-ipdc/

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