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IBMの3Q決算、全部門・全地域で2ケタ増 ~「今年度の収益予想を上方修正する」とクリシュナCEO

IBMの四半期決算推移 2012 3Q~2022 3Q
IBMの四半期決算推移 2012 3Q~2022 3Q

IBMは10月19日(米国時間)、2022年第3四半期の業績を発表した。総売上高は141億ドル(約1兆9400億円)で、前年同期比6%増(為替変動の影響を除いた場合は15%増)。

今期の業績について会長兼CEOのアービンド・クリシュナ氏は記者会見で、「IBMコンサルティング事業では、デジタルトランスフォーメーションに対するお客様の需要を取り込み、2桁の増収を継続しました。ソフトウェア事業の収益も好調で、すべてのカテゴリーで成長を遂げました。そして、インフラストラクチャ事業は、zSystemsと分散型インフラストラクチャの両方で、今期も高成長を遂げました。当社の収益の強さは、地域的にも広範囲に及んでいます」と語り、「第1四半期から第3四半期までの好調な業績を受けて、今年度の収益予想を引き上げ、2022年度の収益が1桁台半ばを上回ると予想しています」と胸を張った。

第3四半期のセグメント別業績とハイライトは、次のとおり。なお、これ以降の%は、すべて前年同期比で、為替変動の影響を除いたものなのでご注意ください。


ソフトウェア事業

◎全体

売上高58億ドル、14%増

◎分野別

・ハイブリッド・プラットフォーム&ソリューション:8%増

  ・Red Hat:18%増
  ・自動化(Automation):3%増
  ・データ&AI:4%増
  ・セキュリティ:6%増

・トランザクション・プロセッシング:33%増

◎ハイライト

・Red Hatの18%増は、RHEL、OpenShift、Ansibleの市場シェア拡大による。

・今期の業績はAI Opsやマネジメント&インテグレーションの継続的採用を反映している。これには昨年からの買収企業の業績を含む。

・セキュリティでは、CloudPak for Securityが成長を牽引し、新製品Guardium Insightsの採用が進んだ。

・トランザクション・プロセッシングの33%増のうち、キンドリル向けの売上高が26ポイントを占める。

ソフトウェア事業の第3四半期業績
ソフトウェア事業の第3四半期業績

コンサルティング事業

◎全体

売上高47億ドル、16%増

◎分野別

・ビジネス・トランスフォーメーション:14%増
・テクノロジー・コンサルティング:17%増
・アプリケーション・オペレーション:17%増

◎ハイライト

・コンサルティングは、IBMが3年前のRed Hat買収以降、1400件近いRed Hatの契約を主導し、65億ドル以上の売上に貢献した。

・ビジネス・トランスフォーメーションの成長は、サプライチェーン、データ、顧客体験の変革に牽引されている。

コンサルティング事業の第3四半期業績
コンサルティング事業の第3四半期業績

インフラストラクチャ事業

◎全体

売上高:34億ドル、23%増

◎分野別

・ハイブリッド・インフラストラクチャ:41%増

 ・IBM Z:98%増
 ・分散インフラストラクチャ(Power、ストレージなど):21%増

・インフラストラクチャ・サポート:5%増

◎ハイライト

・ハイブリッド・インフラストラクチャの41%増のうち、キンドリル向けの売上高が9ポイントを占める。

・分散インフラストラクチャの成長は、Power 10サーバーとストレージが貢献。

インフラストラクチャ事業の第3四半期業績
インフラストラクチャ事業の第3四半期業績

地域別

・南北アメリカ:74億ドル、13%増
・EMEA(欧州・中東・アフリカ):40億ドル、16%増
・アジア太平洋:27億ドル、16%増

 

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