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Asobi/Bar 400|2030年のIBM iユーザーのあなたへ(下野皓平)

はじめに(テーマ設定と自己紹介)

はじめまして。後程自己紹介はもう少し、ちゃんと書きますが、IBM i のポテンシャルを、IBM i 利用企業がきちんと活かせる環境に微力ながら貢献したい30代前半の者です。

こちらも後で紹介しますが、ASobi/Bar 400という場の管理人をすることになりましたので、ブログ・タイトルにしてみました。

 

連載テーマ

せっかく連載の機会をいただいたので、どんなテーマがいいかなと考えました。いろいろ考えた結果、テーマ設定は「IBM i ユーザーが2030年を考えた時に、ちょっと参考になる情報をまとめていく」にしました。

”2030年”としたのは、「これからIBM i の資産をどう活用していくか」、「今すぐでなくても脱IBM iをした方がいいのか」検討している企業がとても多く、そうした企業の方に少し長い目で見た時に役に立つ内容がいいかなと思ったからです。

では、具体的にどんな内容がいいか、もう少し落として書いてみたので、その内容を紹介します。

まず前提として、私はIBM i は多くの企業がこれからも積極的に採用していくべきテクノロジーだと信じています。ここで、その理由を書き始めると長くなるので、改めての機会にしますが、そう信じています。同じ認識でうまくIBM iを使いこなしている企業もある一方で、残念ながら将来的に継続して使うか迷っている企業もたくさんあります。

すべての企業にIBM iが適合しているとも思いませんが、検討過程を整理していくと、多くの企業にはIBM i を使い続けていく方がいいという結論になると感じています。これから採用する企業にも、もちろんオススメです。

特に業務パッケージがノン・カスタマイズでぴったりとハマるようなシンプルな業務の会社は、特段使わなくていいと思います。ただし、ほとんどの会社は、同業他社と比較した際に、独自の業務プロセスを持っているので、総合して費用対効果の高いプラットフォームではないでしょうか。

 

情報不足と人材不足をどう解決していくか

このようにIBM i はいいプラットフォームではあるけれど、使いやすい環境をこれからも作っていくには、解決していくべき課題があるのも事実でしょう。

脱IBM i を検討する企業では、IBM i の製品のメリット以上にIBM iを使い続けるリスクを高いと考え、最適な選択肢として映らなくなっているということだと思いますが、多くの企業がそういう結論に至っている背景は、”情報不足”と”人材不足”の2つだと感じています。

つまり、多くの企業が不用意な(もったいない)脱IBM i をせず、これからもIBM i というテクノロジーをうまく使っていくためには、”情報不足”と”人材不足”が産みだす負のスパイラルを少しでも解消していくことが大事であり、それを解消していければ、微力ながらIBM i を利用している企業、ひいては、社会に役立てるのではないかと思っています。

これからブログを投稿していく心の準備として、”IBM iはいいプラットフォームだけど、企業が使いやすい環境をこれからも作っていくために必要そうなこと”を整理してみました。

その中身をここで文章で書き始めると、タラタラと長くなるので、図にして貼るだけにしておきます。すべてを網羅的に書けているわけでないし、これからも皆さんのご助言やお客様と接する中で変わってくるかと思いますが、とりあえずまとめてみました。

 

一番右の青字の取組は、どれも一朝一夕にできるようなことではないのですが、まずは何かしていくことが大事で、こうした取り組みにつながる情報を、まとめていければいきたいと思っています。

私自身も今すぐ答えがあるわけでなく、お客様やベンダーの皆様にご助言いただきながら、答えを探していきたく、お付き合いいただけると有難いです。

 

自己紹介

最後にもう少し自己紹介をさせていただくと、日本IBMにて、2012年くらいから、はじめは中部地区でIBM i のお客様を担当するようになりました。正直最初は何もIBM i についてよくわかっていませんでしたが、たくさんのお客様にいかにIBM i が使いやすいプラットフォームか、熱く教えていただいたことが、今のモチベーションになっています。

その後、首都圏のお客様担当から、エコシステムの活性化まで、IBM i に関して幅広く関わらせてもらいました。そして、2020年4月からオムニサイエンスという会社に移り、RPG & オープンソースに強い会社として、IBM i のアプリケーション開発やソフトウェアを提供しています。

これからも既存資産、既存スキルをうまく使ったまま、新技術を組み合わせて、お客様のIBM i を時代に合わせてアップデートしていくお手伝いをしていきたいです。こうして、会社は変りましたが、これからもIBM i のお客様に役に立てるように頑張っていきたいと思います。

 

ASobi/Bar 400

ところで、ブログ・タイトルの「ASobi/Bar 400とは何ですか?」というのを書きますと、弊社オムニサイエンスの2020年10月移転の新オフィスにオープン予定のバーの名前です。

お堅めなイメージがある世界ですが、そこにちょっとした遊び感というか、エンタメ感を入れていきたいです。こちらもさまざま企画していきたいので、たまに脱線するかもしれませんが、ときどき紹介させてもらいます。

ということで、このブログのテーマは、大きな方向性としては「IBM i ユーザーが2030年を考えた時に、ちょっと参考になる情報をまとめていく」という感じで投稿していきたいと思います。

よろしくお願いいたします!

 

自己紹介プロフィール

下野 皓平(しもの こうへい)
株式会社オムニサイエンス 取締役 COO 兼 ASobi/Bar 400 管理人
オープンソースなど最新技術 × IBM i に取り組む オムニサイエンスにて、IBM i ビジネス事業部を担当。その前は、日本IBMのIBM i 統括部で幅広くIBM iのお客様をご支援していた。ASobi/Bar 400とは、オムニサイエンスの新オフィス内にオープンの招待制セルフ・サービス・バーのこと。

[i Magazine・IS magazine]


ASobi/Bar 400 管理人ブログ

第1回 2030年のIBM iユーザーのあなたへ

第2回 「IBM iはこれからも大丈夫?」への答え方

第3回 IBMの分社化。IBM i は?

第4回 ベンダー・リスク視点から見るIBM i のオープンソース活用

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